HOME / NEWS 新着情報
2015-06-29
6月12〜13日、大宮市で第29回日本小児救急医学会学術集会が開催されました。
座長
市川光太郎先生(北九州市立八幡病院):小児救急医療のピットフォール〜あなたはその患児を救えるか〜
長井孝二郎講師:検査法
シンポジウム
津村直幹講師:診療ガイドラインー急性胃腸炎、急性虫垂炎
ポスター
長井孝二郎講師
「高度救命救急センターにおける乳児来院時心肺停止症例の診断に関する検討」
中西未来助教
「久留米市における救急救命士のアドレナリン代理注射に関する意識調査」
前田靖人助教
「メープルシロップ尿症の急性増悪に血液浄化療法を行った症例〜小児科と高度救命センターとの潤滑な連携」
小児救急医療に関わる、小児科、外科、その他の科、
2015-06-26
原宗嗣先生(壱岐市民病院)が筆頭著者の論文「Disturbance of cardiac gene expression and cardiomyocyte structure predisposes MecP2-null mice to arrhythmias」が、Scientific Reports(IF=5.078)にアクセプトされました。
レット症候群(RTT)は、MeCP2遺伝子変異を主因とするレット症候群(RTT)は女児に発症する進行性神経疾患です。しかし、一定の割合で、不整脈を呈することが報告されており、突然の原因不明死との関係など、その発症機構の解明や治療法の確立が切望されています。これまでRTT病態は中枢神経障害に関する研究が主で、実際、RTTモデル(Mecp2欠損)マウスでも、神経系の異常を主な原因としたQT延長や不整脈が認められることが報告されています。今回、我々は、RTTモデル胚性幹(ES)細胞研究を足がかりに、RTTの心臓異常に着目した解析を進めてきました。その結果、MeCP2遺伝子は、ES細胞由来の心筋幹細胞の発生やその後の分化に関わることを見出しました。また、RTTモデルマウスでは、明らかな不整脈は認められなかったものの、心電図パラメーターが変化し、心機能や構造に関わる遺伝子の発現や心筋細胞の超微細構造に異常が認められることを見出しました。以上の結果は、RTTで認められる臨床症状が必ずしも神経系の異常が原因で引き起こされるわけではないことを示唆する重要な知見で、今後のRTT病態の理解に役立つものと考えられます。
2015-06-24
6月13日、福岡市にて第485回日本小児科学会福岡地方会例会が開催されました。
座長
岸本慎太郎助教:循環器
口演
高木祐吾助教
「当院における最近12年間の小児潰瘍性大腸炎の検討」
石井隆大先生(社会保険田川病院)
「アデノウイルス3型感染後ループスアンチコアグラント陽性低プロトロンビン血症(LAHPS)をきたした1例」
坂本浩子先生(飯塚病院)
「重症度の異なる新生児ヘモクロマトーシスの双胎例」
2015-06-22
山下裕史朗教授が責任著者の論文「ADHD-like behavior in a patient with hypothalamic hamartoma」が、Brain and Development(IF=1.542)にアクセプトされました。
2015-06-17
5月28〜30日、大阪市で第57回小児神経学会学術集会が開催されました。
座長:筋・末梢神経2
永光信一郎准教授
シンポジウム:代謝疾患の新規治療ー神経症状をターゲットにした治療法
古賀靖敏教授
「MELASに対するL-アルギニン療法」
口演
八ツ賀秀一助教
「GDF15:最も信頼できるミトコンドリア病のバイオマーカー」
「GDF15とFGF21はミトコンドリア病の重症度と相関する」
ポスター
福井香織助教
「ステロイド抵抗性を示した小児眼筋型重症筋無力症におけるtacrolimusの有効性」
小児科分科会の中では最大級であり、発達障害、てんかん、代謝異常、脳炎、遺伝子異常、筋・末梢神経など、幅広い領域を学べる学会です。特に発達障害領域では、心理士のみならず、学校関係者も参加し、他職種と交流のある学会でもあります。
2015-06-15
5月20〜23日、新潟市で第56回日本神経学会学術大会が開催されました。
Neuroscience Frontier Symposium:ミトコンドリア病MELASの治療開発の最前線
古賀靖敏教授
「MELAS and L-arginine therapy」