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2014-11-12
10月3日、久留米市で第10回筑後新生児研究会が開催されました。
座長
前野泰樹准教授
口演
田中祥一朗先生(聖マリア病院)
「新生児、乳児消化管アレルギー15例の臨床的検討」
一般演題として、国立病院機構佐賀病院、聖マリア病院、熊本市民病院からそれぞれ大変興味深い症例、現象が報告され、活発な意見交換が行われた。20時からは、特別講演として神奈川県立こども医療センターの豊島勝昭先生をお招きして、「早産低体重児の心臓、動脈管の評価と管理」というテーマでお話し頂いた。動脈管の治療や管理では、動物実験に裏打ちされた多くのデータを使いながら解説。循環管理としては、左心房の大きさや収縮の評価が今後有効と成る可能性があることを示された。箸文化で指先が器用な日本人は、新生児科医自身がエコーをして聴診器のように病態評価の為の情報源にできるため有利であることを強調され、また多くの実例を示しながら学生にも分かり易い、興味深い講演であった。