HOME / SUBSPECIALTY 専門グループ紹介 / 小児・思春期心身症
摂食障害(神経性やせ症、回避制限性食物摂取症)、自殺、不登校、虐待、いじめ、身体表現性障害、睡眠障害、起立性調節障害など、子どもの心の問題が社会の関心を集めています。家族、教育、福祉、司法の場から、この領域に携わる医師が増えていくことが切望されています。
子どもたちは言葉で自分たちの気持ちを上手に話すことが苦手なので、身体の症状でもって、最初に小児科を訪れます。
医学生さんや医局員さんが将来、この分野に携わりたいときに小児科を選択するべきか、精神科を選択するべきか迷われることがしばしばあります。私たちは小児科医と精神科医、臨床心理士、社会福祉士からなるチームを編成し、「子どもの心のクリニック」を大学内に開設しました。心を病む子どもをもつ家族にとって、身体症状に詳しい小児科医がそばにいることで安心感が得られ、精神症状に詳しい精神科医のサポートに安堵することができます。
子どもの心の診療が、小児医療の中で根付くには、臨床研究、基礎研究を続けていくことが必要です。臨床を続けていくと、必ず自分の診療技術を向上させたいという壁にぶつかります。そのときに研究的な視点をもって臨床に携わると、壁を乗り越えることができます。臨床が目の前にある子どもの問題に応えるものであるならば、研究はその背景にある多くの子どもに応えるものであります。
心身症はその発症に心理―社会的要因が関係するものを指し、社会的な背景を考慮する広い視点が求められる医療です。その中で、久留米市の就学支援相談会に精力的に参加し社会参加から心身症診療の知識を地域に還元する取り組みを続けています。
午前 | 午後 | |
---|---|---|
月 | - | ○ |
火 | - | - |
水 | - | ○ |
木 | - | - |
金 | ○ | ○ |