3月4日(土)~5日(日)に、久留米シティプラザを現地会場とするウェブ併用のハイブリッド形式で、第23回日本小児IBD研究会を当科の水落建輝准教授が当番会長で開催させて頂きました。
IBDとは炎症性腸疾患のことで、潰瘍性大腸炎とクローン病に大別されます。欧米に多い疾患で日本には少ないと以前は言われていましたが、患者数は日本でも年々増加し、現在は30万人以上の患者さんが日本でもいらっしゃいます。現在では、IBDは日本の指定難病で最も患者数が多い疾患になります。小児患者も急増しており、それに伴い小児IBDという小児の難病の1疾患に特化した本研究会も参加者や演題数が年々増加しております。
今回の会では、参加者は250名以上、演題数は50題以上と、過去最高を更新し、大盛況のうちに会を終えることができました。ご協力頂きました、医局関係者や同門の先生方には大変お世話になりました。
久留米大学小児科消化器グループは、九州一円から小児IBDの患者さんを受け入れており、小児IBDに関する診療と研究の実績は日本でトップクラスです。今後も、この分野のトップランナーとして診療と研究を発展させていければと思います。