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2015-05-27

原宗嗣先生が筆頭著者の論文がアクセプト

 

原宗嗣先生が筆頭著者の論文、「De Novo SHANK3 Mutation Causes Rett Syndrome-Like Pehnotype in a Female Patient」が、American Journal of Medical Genetics Part A(IF=2.048)にアクセプトされました。

 

症例は25歳4か月の女性。生後6か月までの発達遅滞なし。周産期・周生期・後天性の脳障害はなく、神経代謝疾患や重度感染症の罹患歴もない。2-3歳までは運動、言語の発達を認めていた。4歳から身長・体重ともに成長の伸びが停滞。4歳半で手の合目的運動や一部の有意後の喪失が見られ、4歳10か月で絞る、口に入れる、ねじるなどの手の常同運動が出現、5歳で歩行困難となった。レッ ト症候群診断基準の最新の2010年度改訂版と照合すると、典型的レット症候群の診断要件を満たしていた。既知の遺伝子であるMeCP2, CDKL5, FoxG1遺伝子の変異はなく、SHANK3遺伝子のフレームシフト変異が本ケースの原因遺伝子として同定された。SHANK3は脳に広範に発現したシナプス足場タンパク質の一つで、グルタミン酸受容体やシナプス後部の膜タンパクとしてシナプス形成と樹状突起棘の成熟をサポートしている。

フェラン-マクダーミド症候群の原因遺伝子として知られていた同遺伝子変異のある症例では、これまで、知的障害、運動発達障害、言語発達遅滞、自閉性スペクトラム障害、統合失調症を有するケースが多数報告されている。しかし、獲得した機能の喪失に着目した報告やレット症候群の症例報告は未だない。本報告はSHANK3遺伝子変異でおこったレット症候群の世界最初の報告であり、今後の症例の集積が必要と考えられる。

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INFORMATION お知らせ

  • 4月小児科Grand Rounds
  • 4月5日(金)18:45~19:15(通常と時間が異なります)★配信あり
    演題:「新体制へ向けて」
    演者:久留米大学小児科学講座 主任教授 水落 建輝 先生
    (進行:田中 征治)
  • 4月12日(金)配信なし
    小児科学会学術集会 予演会
    (進行:鍵山 慶之/島田 翔)
  • 4月19日(金)小児科学会学術集会のため休会
  • 4月26日(金)18時 ★配信あり
    演題:「思春期とてんかん」
    演者:久留米大学小児科 神経グループ 小池 敬義 先生
    キーワード:思春期、トランジッション、診療連携ツール
    (進行:鍵山 慶之)

  • Grand Rounds オンライン配信
    本年度よりGRの配信に関して、セキュリティーや、講師の先生への視聴対象のご説明の観点より、Web視聴の対象を久留米大学小児科医局員同門会の先生に限定させていただくこととなりました。尚、久留米大学小児科の会場ではどなたでもご講演を聞いていただけるようにしております。久留米大学小児科同門の先生で、Zoomで配信ご希望の方は、カンファレンス担当(下記)までご連絡ください。

    カンファレンス係
    久留米大学小児科
    寺町 陽三
    temple_town@kurume-u.ac.jp
    屋宮 清仁
    okumiya_kiyohito@kurume-u.ac.jp

    オンライン配信におけるセキュリティーに関して
    Zoom ID&PWを受けられた方はその管理にはご配慮よろしくお願いいたします。招待メールの転送、講演会の撮影、録画はお控えください。 また視聴時はこれまで通り所属、氏名わかるようにしてご視聴をいただき、講演開始と終了時にはビデオをオンにお願いいたします。

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